35歳を迎えると、女性のからだはさまざまな変化を経験するこれらの変化に理解を深め、適切なケア方法を取り入れることが大切なポイントです。
変化する３つのこと
からだの新陳代謝が低下してくる
まず一つ目の変化は代謝の低下です。35歳を過ぎると、基礎代謝が徐々に減少し始めます。このため、カロリー摂取量を調整し、適度な運動を取り入バランスのとれた食事と筋力トレーニングを組み合わせる
ホルモンバランスが変わる
二つ目の変化はホルモンバランスの変動です。35歳頃から、女性ホルモンの分泌が不安定になることがあります。これにより、月経周期や肌の状態に変化が生じることがあります。
こうした変化には、規則的な生活リズムの確保やストレス必要に応じていくことが、あなたのからだに求められます。
日常を摂るものや使うものに気をつかう
まずは、日々の食事を整えてみましょう。冷たいものや甘いものの摂りすぎ、乳製品を多くとっている、豆類や野菜の摂取が少ないなど、見直すところに気がついた時は、そこから始めてみることです。
また、アロマセラピーなどの代替療法もホルモンバランスを整えるにはとても良い手段です。
どうしても、整わない時は無理をせずに、専門家と相談しながらサプリメントなどを摂ったり、受診することも視野に入れてみましょう。
肌が変化してくる
三つ目の変化は肌です。35歳を過ぎると、肌の弾力やハリが減少してきます。シワやシミが目立ち始めるという人もいます。気になっていた部分が、いよいよ悩みとして本格化してくるのが、35歳過ぎと言われます。
スキンケアで特に気を使いたいこと
日常のスキンケアにおいては、保湿や紫外線への防御対策が必須になってきます。また、皮脂量が減ってきますから、クレンジングなどは、オイルやゲルタイプよりも、クリームなどの保湿タイプがおすすめになります。
頭皮のケアでたるみ知らず
また、顔のたるみを引き起こすのは頭皮からともいわれます。
スカルプローションを使う、ブラッシングをしっかり行うなど、頭皮の血流を促していきましょう。
気になる目の下のクマにはこれ
パソコンやスマートフォンを多くみるようになったこの頃の悩みは、目の下のクマです。
眼精疲労によるものや睡眠不足などの可能性もありますが、肝臓の疾患が隠れている場合もあるのです。
また、貧血ということもあります。目の下の皮膚が薄いため、血液の色が見えてしまうからなのです。
ホットタオルなどで目元を温めてから、目頭からこめかみに向かって下まぶたのツボを優しく押してみましょう。 最後に目頭からこめかみに向かって流すようにマッサージをしてみてください。
目がパッチリ開いて、視界さえもくっきりとひろがります。
目元のマッサージで一時的に血流が良くなってクマが改善することがあります。しかし、睡眠不足や栄養不足や眼精疲労があると再びクマができてしまいます。
毎日の過ごし方、休養の摂り方をあなた自身のからだのために、少し考えていきましょう。
35歳を節目に特に摂りたい食材
先の「35歳以降に現れるからだの変化」に対して、積極的に摂りたい食品を挙げてみました。
目を通して、あなたの日常に全くなかったものを加えてみるもの良いと思いませんか？
タンパク質を多く含む食材
筋肉量を維持し、新陳代謝を促してくれます。
年齢とともに筋肉量は減少しやすくなりますが、適切なタンパク質を摂取することによって、筋肉の維持や増加を促進することができます。
また、タンパク質は、組織の修復と再生にも重要な役割を果たします。怪我や病気による組織の損傷を回復するためには、十分なタンパク質が必要です。
それと 、肌や髪の健康にも関与し、美容と健康の面でもメリットがあります。
オメガ3脂肪酸を含む食材
心臓や血管の健康を保つために、サバやマグロ、イワシなどの青魚や、亜麻仁油、くるみなどのオメガ3脂肪酸を多く含む食材を摂取することがおすすめです。
また、オメガ-3脂肪酸は、皮膚の健康にも関連しています。
特に、DHA（ドコサヘキサエン酸）は皮膚の細胞膜の構成要素になります。
保湿効果や柔軟性を向上させることがあります。適切なオメガ-3を摂取することは、皮膚の健康状態を維持して、肌の乾燥やシワの改善に役立つ可能性があります。
ビタミンCを多く含む食材
肌の弾力性を保ち、免疫力を高めるために、キウイフルーツ、オレンジ、レモン、イチゴ、ブロッコリーなどのビタミンCを多く含む食材を摂取することが有効です。
ビタミンCは強力な抗酸化作用を持っています。
抗酸化物質は、体内の活性酸素（フリーラジカル）と呼ばれる酸化ストレスの原因となる分子を中和してくれます。
からだの細胞や組織をダメージから保護するのです。ビタミンCの抗酸化作用により、細胞の老化や病気のリスクを軽減し、健康な状態を維持することができます。
鉄分を多く含む食材
女性は、生理周期や妊娠、出産などの理由で鉄分を失いやすい傾向があります。
適切な鉄分を摂取することは、貧血の予防に役立ちます。
貧血は、体内の赤血球数やヘモグロビン量が不足する状態です。この状態になると、疲労感や倦怠感、集中力の低下するなどの症状を引き起こす可能性があります。
貧血予防のために、レバー、赤身肉、ほうれん草、小豆などの鉄分を多く含む食材を積極的に取り入れることが大切です。
カルシウムを多く含む食材
カルシウムは骨の主要な要素になります。骨の強度と密度を維持するために大切です。特に女性は閉経後に骨密度の低下が進みます。
そうなると、骨粗鬆症のリスクが高まる傾向があります。適切なカルシウムを摂取することは、骨の健康を促進し、骨折や骨疾患のリスクを低減する役割を果たします。
骨密度を維持するために、大豆製品、小魚、緑黄色野菜（ケール、ほうれん草）、豆類、堅果などのカルシウム豊富な食品をバランスよく摂取することが重要です。また、ビタミンDもカルシウムの吸収を助けるため、適切なビタミンDの摂取も推奨されます。
まとめ
最後に、心のケアも重要です。35歳を過ぎると、キャリアや家庭の責任、社会的なプレッシャーやストレスや疲労は、からだに悪影響を与えます。
リラックスするためにあなた自身への時間を作りましょう。
趣味や友人との交流なども、心の健康を保っていくうえでは大きなメリットになります。
