生きていてよかった・・

夕暮れの空 林浴の手紙

幼い頃の私は
肉体的にも精神的にも
とても虚弱な子どもでした

幼稚園はほとんど行けず
小学校低学年も、休みがち

体育はほぼ見学
教室の隅や
木陰や
保健室の空気のほうが
落ち着くような子どもでした

子どもながらに
「ああ、自分は日陰を
生きていく人なんだろうな」

そんなふうに思っていました

ところが

小学校5年生のとき
思いがけないことが起きます

児童会(今でいう生徒会のようなもの)の
クラス代表に
多数決で選ばれたのです

前に立つタイプでもない
元気いっぱいでもない
目立つ存在でもない
だから
本当に信じられませんでした

でも
あの日を境に
「人生って、自分が思っているより
決めつけなくていいのかもしれない」

と、どこかで感じるようになりました

今でも私は
決して“強い人”ではありません
抜かりもあるし
怖がりだし
体力も無限にはありません

けれど
生きていると
思いがけない扉が開くことがある

だからこそ
自分なりに、
日々を丁寧に整えながら
抜かりなく生きていきたい
と思っています

未来は
昔の自分が想像していたものだけでは
ないのかもしれません

はじめての方へ

毎日が、同じことの繰り返しに感じる日。

癒されたいけれど、気分転換では物足りない。
「これから私は、どうしたいんだろう」
——そんな夜が、ありませんか。

森は、大人の保健室です。
具合が悪くなくても、行っていい。何もしなくていい。
がんばらなくていい。変わらなくてもいい。ひとりでもいい。
でも、ひとりぼっちではない。

遠くの森へ行かなくてもできる「自分に還る時間」のつくりかたを、三日間の手紙にしてお届けします。

三日目に、贈りもの

季節の手紙帖

一月の杉と檜の香りから、十二月の森の記憶まで。
その季節になったら開く、十二か月ぶんの小さな本です。

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