悲しみは、決まった時期に手放さなくていい

公園の大木 林浴の手紙

公園は、落ち葉でいっぱいになり始めました。

足元から聞こえるカサカサという音と
乾いた甘い香りに、
ふっと心がホッとします。

この季節、落葉樹の木々は
少しずつ葉を落としていきます。

実は、葉が枝から離れるときには
「離層(りそう)」という
特別な組織が関わっています。

葉の付け根に離層ができ
葉と枝のつながりが変化することで
やがて葉は枝から離れていきます。

ただ枯れて落ちるのではなく
離れるための仕組みが
木には備わっているのですね。

そして、葉を落とした木々は
春になるとまた新しい芽を出します。

次の命をつなぐために。
自分の命を守るために。
手放すことで、次がある。

それは、自然の摂理なのかもしれません。

明日は、母の命日です。

月日が流れても
私はなかなか悲しみを手放せずにいます。
もう少し前を向いたほうがいいのかな。
いつまでも悲しんでいてはいけないのかな。
そんなふうに思うこともあります。

植物には
葉と枝が離れるための仕組みがあります。

でも、人の心には、決まった時期も
決まった方法もありません。

大切な人を失った悲しみは
簡単に手放せるものではないですよね。

ふと思い出して
涙が出る日があってもいい。

そうやって過ごす時間の中で
いつか少しずつ
心の中に新しい芽が育っていくのかもしれません。

落ち葉を踏みしめながら
そんなことを考えました。

明日は母を想う一日に。

そして
また公園の木々を見上げてみようと思います

あなたの心にも、そっと優しい風が吹きますように。

はじめての方へ

木のそばに立つと、なぜかほっとする。

癒されたいけれど、気分転換では物足りない。
「これから私は、どうしたいんだろう」
——そんな夜が、ありませんか。

森は、大人の保健室です。
具合が悪くなくても、行っていい。何もしなくていい。
がんばらなくていい。変わらなくてもいい。ひとりでもいい。
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